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ビジネスのヒントを見つける 『力』 アナロジー

ビジネスのヒントを見つける 『力』アナロジーとは?

「シュレッダー」は、「うどんの製麺機」をヒントにして生まれたそうです。
他にも「カタツムリの殻」からヒントを得て「汚れない外壁タイル」が開発されたり、「消しゴム」をヒントに「洗剤いらずのお掃除ブラシ」が生まれたりしています。

 

このように一見すると無関係に思えるような複数の事象を結びつける力を「類推力」と言います。
さて、この問題の答えがわかりますか? 
=== 第1問 ===
ある外科医が、悪性腫瘍を治療しようとしている。外科手術では不可能で、放射線を用いる以外に方法がない。ところが、腫瘍を破壊するだけの強度の放射線を一箇所に当てると、放射線が通過する健全な細胞まで破壊してしまう。健全な細胞を破壊しないで、悪性腫瘍だけを一瞬で破壊するためには、どうすればよいのだろうか。
 

(ゲーデルの哲学 高橋昌一郎 講談社 より引用)

 

この問題、医大生の正解率は10%だそうです。
それでは、次の問題も考えてみてください。

 

=== 第2問 ===
ある将軍が、独裁国を攻撃しようとしている。国の中央には独裁者の立てこもる要塞があり、そこから周囲に多くの道が延びている。すべての道には地雷が仕掛けられているので、少人数しか通り抜けることができない。ところが、要塞を陥落させるためには、大人数で一斉に攻撃する必要がある。どうすればよいのだろうか。

(ゲーデルの哲学 高橋昌一郎 講談社 より引用)

 

第2問目を解いた後だと、第1問目の医大生の正解率は75%に上昇するそうです。
どうですか、皆さんは答えがわかりましたか?

 

普段、何気なく見ている無関係な事象が、問題解決のカギになっているかもしれません。
ビジネスのヒントは身の回りにたくさん転がっていそうですね。

 

【参考図書】

 

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